腎臓疾患の場合

犬の腎臓疾患には、慢性腎不全があります。

腎臓は数十万個のネフロンと呼ばれる構造単位で構成されている

臓器で尿を産生し尿と一緒に体内の不要な老廃物を排出しています。

このネフロンが数か月から数年に渡り徐々に壊れて

両腎の総ネフロン数の約75%機能しなくななった状態が慢性腎不全です。

 

慢性腎不全の状態では、老廃物のろ過や水分の再吸収が出来なくなるなど

様々な障害がおこる

犬では尿路結石は腎不全の一因ともなる疾病です。

尿石症は尿路に結石が出来てしまうも。

砂粒程度の小さなものから、数センチ程の大きさのものまで。

結石が尿路のねんまくを傷つけ膀胱炎を傷つけ膀胱炎を

引き起こしたり、結石がにょうろに詰まって閉塞し

尿毒症をひきおこしたり、するので、注意が必要です。

シニア前期でも対策すべき重要な疾患です。

 

食事について

慢性腎不全の犬には、腎臓に負担をかけないような

フードを用いた食事療法がいいです。

具体的には、リンや塩分のりょうを制限したフードです。

リンは骨や歯などの構成成分となる重要な栄養素、体内に

過剰に溜まったリンは慢性腎不全を悪化させる原因になります。

 

慢性腎不全の進行具合により、たんぱく質の量を制限した

フードをあげることも。

さすけは、腎臓ステージ2でしたから、たんぱく質を制限した

ご飯をあげていました。

ただ難しいのは、初期なら重要な栄養素もある為制限しすぎるのも

微妙です。

食べてはいけないもの

肉や魚にはリンが多く含まれる、その中でも魚の方が

リンの含有量が多いと言われています。

煮干しやかつお節はペット専用とめいきしてあっても

避けたほうがいいです。

ミートミールと言われる肉骨粉には、大量のリンが

入っています。これは注意です。

七面鳥や鶏肉が比較的リンの含有量が少ないです。